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2007-03-30

もんたメソッドと高橋メソッドは使い方が問われる

高校の先生用の資料集に「高橋メソッド」と 「もんたメソッド」が載っている!

[を] 高校の学習指導計画書に「高橋メソッド」と「もんたメソッド」が!より

いずれもプレゼンテーションの方法論(というか、情報提示の手段)として、抑えておくだけの価値は充分あると思いますけど、個人的にはどちらもあまり好きじゃなかったりします。

もんたメソッドの方は、受験の穴埋め問題を連想させるためか、"まず結論が先にありき" のような印象を受けやすいため。

一方の高橋メソッドは、全体構成の見通しが悪くなりがちで、聴き手が迷子に陥りやすいため。内容構成を考えないで安易に使うと、終わってみれば、話し手が何を言いたかったのかが結局わからずじまい...なんてケースをよく目にします。(もれなく音声ブラウザを使っている人の気持ちに少しだけ近づけた気分になれます。)

高橋メソッドの方については、実は本家本元の高橋征義さんのスライドをいくつか拝見すると、そうした高橋メソッドの陥りやすい落とし穴にもちゃんと配慮されていて、「流れ」→「4部構成」→「第1部」のように、話題構成をマメに(というかクドいくらい)織り込んでいますし、話の本筋と笑いを取る場所の区別も比較的はっきりしています。こういう配慮なり工夫なりが盛り込まれていれば、聴き手が迷子になるなんてことは、かなり避けられそうなものなんですが、実際にそんな配慮が施されているケースは、学会でも(はっきりいって学会向けのプレゼンスタイルじゃないと思うけど)セミナーでもテレビでも、僕がこれまでに拝見した分に限っていえば、ごくごくわずかでした。

もんたメソッドは、あえて最初に強調したい場所を隠しておくことで、聴き手の想像力をかき立てたり、聴き手をプレゼンの世界に引き込んだりするのには効果的ですし、高橋メソッドも大きな文字と簡潔な文句を使って極限まで情報を細切れにすることで、聴き手に見やすさ・step by step 的なわかりやすさ・インパクト(抑揚)や心地よいテンポ感を提供することができるという利点があります。

だから、決して高橋メソッドやもんたメソッドを使うこと自体が悪いとは思いませんけど、欠点に充分配慮して、利点を効果的に活かせるようなプレゼンを目指したいですよね...というお話でした。

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