« niftycube.js - 角丸効果 JavaScript ライブラリ | トップページ | Fixed design or liquid design ? »

2006-05-15

Spry - Adobe の Ajax フレームワーク

Adobe が Ajax 用のフレームワーク "Spry" を公開したようですね。目下、XML をベースとした、Photo Gallery, Product Table, RSS Reader の3点のデモが併せて公開されています。なお Spry 本体のダウンロードには Adobe の開発者向けアカウントが必要です。(登録は無料。メールアドレスと大まかな居住地の入力を求められます。)

先日、ちょっとだけ言及した prototype.js も含め、最近、IBM らの OpenAJAX framework、Google の AJAXSLT、Microsoft の Atlas など、Ajax 用のフレームワークがあちこちで公開されつつありますが、Adobe もその流れの一つなのでしょうね。利用環境別でいえば、Atlas は MS の Visual Studio 向け、OpenAJAX framework は Eclipse 向け、そして Spry は差しづめ Dreamweaver 向けといったところでしょうか。

まだ落としてドキュメント(英語)を眺めている段階で、特に試したわけでありませんが、Adobe が提供しているデモの HTML ソースを見ると、

<tr spryif="({ds_RowNumber} % 2) != 0" onclick="dsProducts.setCurrentRow('{ds_RowID}');" spryhover="rowHover" spryselect="rowSelected">...</tr>

のような、(X)HTML の標準規格外の独自の属性が namespace もなしに使われていて(しかもソースもごちゃこちゃしていて読みにくいし)、正直にいえば、これで半分くらい使ってみる気が失せました。(- -;)

そもそも、(X)HTML ソースの簡素化がメンテナンスコストや開発コストを大きく左右するわけで、これではそれに逆行していますよね。もともと Web ページの中における Ajax が担う役割は、文書構造でもデザインでもなく表現手段に過ぎないわけで(しかも JavaScript というクライアントサイドの環境に大きく依存する、アクセシビリティ的に不利な表現手段)、その表現手段のためにコストやアクセシビリティを犠牲にするのだけは避けたいところです。(少なくとも、この Blog で紹介してきた技術の多くは、そういう制作コストやアクセシビリティを念頭に置いたコンセプトに則った技術ばかりのはずです。)表現手段を目的にしたい方には、むしろ Ajax(というか DHTML?)よりも Flash の方がはるかに向いているかと思います。

もっとも、そのくらいのことは僕などに指摘されるまでもなく Adobe も百も承知なんでしょうから、今後の展開に期待することにしましょうか。

|

« niftycube.js - 角丸効果 JavaScript ライブラリ | トップページ | Fixed design or liquid design ? »

[Web]Ajax・DHTML」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/15394/1803135

この記事へのトラックバック一覧です: Spry - Adobe の Ajax フレームワーク:

« niftycube.js - 角丸効果 JavaScript ライブラリ | トップページ | Fixed design or liquid design ? »