MochiKit: 軽量 JavaScript ライブラリ





ここ最近、prototype.js や scriptaculous.js に話題が偏りがちでしたが、MochiKit という JavaScript ライブラリも注目されています。(別に無視していたわけではなく、単に追っかけきれていないだけです。そもそも公開されているライブラリやフレームワークの数が尋常じゃないので..。cf. Round-up of 50 AJAX Toolkits and Frameworks)prototype.js や scriptaculous.js が Ruby on Rails のフロントエンドをサポートしているなら、MochiKit は TurboGears という、Python ベースの Web アプリケーション開発フレームワークのフロントエンドを支えています。
ブックマークレットを利用したデバッガや、データを昇順・降順に並べ替えられるソータブルテーブル、キーボード操作を意識した Web アプリケーション開発には欠かせないキーイベントの取得、ソースコードビューワーといったようなものまで、ごくごく簡単に設置することができるようになっています。
Web ベースの JavaScript 開発環境
MochiKit 最大の特徴のひとつとして、インタープリター、デバッガ、テスターといった javaScript の開発環境を、Web ベースで実現している点です。これについては多くは語りませんので、とにもかくにも QuickTime 形式の Screencast をご覧ください。これは驚愕モノです。
ソータブルテーブル
<thead> 内の見出しを取得して、<tbody> 内のテーブル列を昇順/降順に並べ替えます。Ajax を利用した動的なバージョンと、オフラインでも利用できる静的HTMLのバージョンの Demo が用意されています。確かに Web 2.0 ってサーバーにとかく負荷をかけがちなので、クライアントサイドに任せられる部分はこうやって JavaScript を使って任せてしまうのもアリかなという気はします。Ajax バージョンの方は、外部 XML データだけでなく、JSON 形式のデータにも対応しているんですね。
ちょっと気になったのは、//thead/tr/th に対して、
というように "(mochi:)format" という標準規格外の属性を使っているところなんですが、ここは以下のように、ちゃんと名前空間が設定されているようなので、Web 標準的にも大丈夫みたいですね。
ソースビューワー
テスター、デバッガ、インタープリターを除けば、ひそかに個人的にはコレがいちばん感動でした。以前からソースコードをブラウザ上に表示する手法はあちこちで公開されていましたけど、MochiKit のは行番号まで表示される上、dp.SyntaxHighlighter というシンタックス ハイライト用のライブラリと連携すると、C#, VB, VB.NET, Delphi, Pascal, JavaScript, PHP, Python, SQL, (X)HTML, XML (XSLT, RDF, XUL etc..) といった言語のソースコードを色分け表示してくれます。(!)
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コメント
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投稿: HelenWelch27 | 2012-09-26 20:54