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2005-08-10

優勝候補筆頭?
 ― 2005夏 甲子園観戦記2

第3試合: 大阪桐蔭(大阪)4 - 1 春日部共栄(埼玉)

さて第3試合、この日 本命の試合がやってきました。まず、試合前練習ですが、さすがは大阪地区の優勝校。守備練習の回転の速さが他校の比じゃないですね。直前の関西や高岡商の倍近いスピードでノックが進んでいきます。しかもローテーションでまわっている控えも含めた全ての選手の肩が桁外れに強い!ノックの打球も正確にコントロールされていて、さすがの一言です。一方の春日部共栄は、大阪桐蔭のノックと比べると選手個々の肩の強さや体格では明らかに劣っていたものの、ノックの効率や練習の密度ではやはり関西や高岡商を完全に凌駕していました。こちらも期待できそう。

それにしても、さすがに準地元 大阪代表で、しかもプロやメジャーのスカウトが注目する選手たちがいる大阪桐蔭の試合です。平日昼間なのにも関わらず内外野ともにほぼ満員。1回表の大阪桐蔭 辻内の初球が 148km/h をマークした時、またそのやや後に 152km/h をマークした時などはものすごいどよめきでした。

超満員の甲子園球場
滅多に埋まらない外野席まで満員の第3試合。ちなみにマウンドにいる大阪桐蔭の投手は左の辻内ではなく、途中から代わった右の中田。

150km左腕 辻内の実力やいかに?

さて、まずは噂の本格派左腕 辻内ですが、何より驚かされたのは初回からいきなり 150km/h 台の球を事もなげに連投していたことです。あの横浜高校の松坂(現西武)ですら、150km/h 台の球なんてごくたまにマークする程度だったのに、初回から3度4度と 150km/h 台の球を見せられたのには本当に驚かされました。非公式記録ながら、オリックスのスカウトのスピードガンでは 156km/h をマークしていたという情報もあります。左腕でこれだけの速球が投げられるのは、目下 国内ではヤクルトの石井しかいないでしょう。とんでもない怪物もいたものです。結局、この日、150km/h 台を辻内がマークしたのはこの初回だけだったんですが(これ以降は5回に1回だけマークした 148km/h が最高。)、それでも潜在能力の高さは充分に見せてもらうことができました。いや、満足、満足。(^-^)v

ただ結論を言ってしまえば、現状では残念ながら彼はプロの世界では全く通用しないでしょう。理由は3つ。

1点目は不安視していた制球力不足。この日もワンバウンド投球・暴投・逆球・死球・四球のオンパレードで、ほとんど自滅といって良いほどの乱調ぶりでした。あれではそもそもキャッチャーが試合を組み立てられません。

2点目は球質。実は下馬評と地方大会のデータがあったので、辻内の自滅までは想定していましたが、さすがに春日部共栄に打ち込まれることまでは予想していませんでした。ところが本大会注目度ナンバーワンのピッチャーでありながら、それほど苦もなく春日部共栄打線に打たれているのを見て、「ひょっとして辻内の直球は、ただ球が速いだけで実は打ちやすいんじゃないか?」という疑問が不意に湧いてきました。特に緩いカーブも投げていたのにも関わらず、序盤から春日部共栄打線が狙い球を辻内のストレートに絞っていたのは非常に印象的でした。(つまり、ストレートの方が攻略しやすいということです。よっぽど思ったより打ちやすかったんでしょうね。春日部共栄の主将鶴岡の本塁打まで出たくらいですし。)球が速いだけなら、バッティングマシンで練習できるので、何もプロまで行かなくても甲子園レベルの高校球児なら 150km/h 台の速球であっても打ってきます。問題はタイミングの取りづらさや、球離れの遅さ、伸び、キレ、球質の重さといった、バッティングマシンでは出せない、打者から見た「打ちづらさ」の要素がどれだけあるかで、辻内の場合、そういう要素がまだまだ少ないのではないか、ということです。ちなみに元西武の 150km/h 投手の前田がとうとう日本でもメジャーでも通用しなかったのは、制球力不足もさることながら、これが原因でした。これをクリアしない限り、まずプロでは通用しないでしょう。(大学や社会人野球でも厳しいかも。)

3点目はメンタル面の弱さです。1回表、ワンバウンド投球だったかファウルチップだったかは忘れましたが、味方の捕手 川本の内腿に球が当たり、それからほどなくして今度は春日部共栄の3番井上のヒジに 140km/h 台後半の速球が当たりました。そのあたりから辻内の球速が急に落ち、以後、この試合で 150km/h 台の速球は出なくなります。翌日の報道で知ったことですが、彼は初回から相当動揺していたらしく、平静を失っていたようです。ピンチの時や、勝負所で抑えようというメンタル面の強さがプロのピッチャーには必要不可欠な資質なのは言うまでもありません。2回戦以降はもう少し良い状態を見られることを期待しましょう。

5回までは春日部共栄が奮闘

そんなこんなでこの試合はかなり荒れたシーソーゲームになってしまいました。春日部共栄のエース大竹は、緩急をつけたり、こまめに間を置いたり、牽制を入れたりと、かなりあれこれ工夫していたのが痛いほど伝わってきましたが、技量的には大阪桐蔭打線に通用するレベルではなかったように感じられました。(その意味では5回裏まで本当によく踏ん張っていたと思います。)試合の流れが変わったのは5回表。ついに辻内がマウンドを降りた時から。

投打の MVP、大阪桐蔭の伏兵 中田

辻内に代わってマウンドに上がったのは、10番をつけていたサイドスロー(アンダースロー?)の投手ではなく、それまで一塁を守っていた5番打者の中田でした。ここでまたスタンドからどよめきが起こり、僕の右手後方で観戦していたオッサンなどは「何で辻内を下げんだよ、アホか?!」なんてヤジを大声で叫んでました。(僕的にはむしろ代えて当然だと思うんですけど。)(^ ^;)ところがどっこい、投球練習を見てみるとびっくり。辻内とさして遜色ないくらい直球が速いんです。そう、どう見ても 140km/h は出てるようにしか見えない..。試合が再開されて実際にスピードガンの実測値を確認できるようになると、スタンドの観客もすぐにそれに気づいたようで、ここでまたどよめきが。(笑) いや、何と 140km/h 台後半も出てるんですよね(最速146km/h)。中田は代わった直後に2四球(押し出し)で1点を献上してしまいますが、即席で肩を作ったこともあるので、このあたりはまだ仕方がないでしょう。ただ、これ以降は7回に1点を許しただけで、4回1/3 のロングリリーフをこの 2失点(自責点は 1点)で切り抜けています。打っては7回の左中間ホームランを含む 5打数 4安打 3打点。文句なしでこの試合の MVP プレイヤーでしょう。帰宅して調査してみると実は彼が 1年生であることが分かってさらにびっくり。翌日のスポーツ紙の中には早くも辻内・平田からこの中田に鞍替えするような記事もあって、さすがにちょっと引きましたけど、実際、将来楽しみな凄い選手には違いないでしょうね。

超高校級スラッガー平田の方は、この日に限っては中田の影に隠れてしまっている印象がありますが、打撃面と走塁面で堅実な活躍を見せてくれました。特に脚が思ったよりも速いのに驚きました。

総評

春日部共栄は投手力が及ばず、惜敗してしまいましたが、打撃面についてはほぼ互角に渡り合っていたといっても過言ではなく、少なくとも5回表までは大阪桐蔭を押してました。この日で最も期待していた試合が、この日で最も荒れた試合になってしまったことについては、若干遺憾だといえなくもありませんけど、ま、そこに春日部共栄の勝機があるわけで、その意味では理想的な展開になった好試合といえるかもしれません。

ただ、大阪桐蔭が今大会 優勝候補筆頭とされていることについては僕は個人的に大いに異義ありです。もし、この日の調子で対戦相手がこの次の柳川か藤代だったら、おそらく大阪桐蔭は敗れていたのではないかと思います。大阪代表は毎年、超高校級の才能を持った選手を擁して甲子園に出てきますが、いかんせん野球が大味で安定力に欠けるのが最大の欠点です。そういう組織力を持てない限り、夏の全国大会で日本一になるのは至難だろうと感じさせられた試合でした。マスコミも代表校の強さを有力選手の有無で測るのではなく、もっと総合力で測りませんか?と言いたい。事前の予想があたらないのを「高校野球は何が起こるか分からないから」などという、いい加減で都合のいい言い訳でごまかすのはもうやめにしてはどうかと。試合前の練習を見て、戦力確認をするだけでも勝敗は半分以上分かるのに..。

余談になりますが、大阪桐蔭の捕手の川本、内腿は大丈夫でしょうか?(辻内の速球を喰らった春日部共栄の選手達も気になります。)試合中、終始マウンドに行くときに左脚を引きずるように小走りしてましたし、試合の中盤、センターから一塁への送球をファーストの中田が後へ逸らしてしまった時に、川本がベースカバーせず(できず?)にみすみす走者を2塁に進塁させてしまったのは痛恨のプレイでした。(こういうベースカバーのような地味な部分も、やはり球場で観戦しないと分からない部分ですよね。)2回戦には元気にグラウンドに出てきて欲しいものです。

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2005-08-09

西高と関西が2回戦へ
 ― 2005夏 甲子園観戦記1

昨日は夏の全国高校野球選手権大会の第3日目。朝から観戦に行ってきました。出掛けに色々と手間取ってしまって不覚にも予定より30分遅れの8:15に現地に到着。お目当てはバックネット裏中央 前よりの席だったのですが、こんな時間に着いたのではいい席なんて確保できる訳もなく、バックネット裏の一塁側後方のテレビカメラの近辺あたりから観戦するハメに。ここだと球場全体は見渡せるけど、アングルが高くて球威が分かりにくいのが難点です。

ま、自業自得か..。(- -;;ゞ

第1試合: 京都外大西(京都)4 - 1 菰野(三重)

菰野(こもの)の岡本は100-110kmの緩いカーブに120km台のストレートを織り交ぜる投手で、緩急あって打ちづらそう。西高は中盤に小刻みに加点して試合そのものには勝ちながらも、ついにこの岡本を攻略しきれませんでした。特に終盤にカーブが制球され出して、そのカーブを主体の配球に切り替わった後の岡本の投球は見事で、「よくこの投手から4点も取ったな」というのが正直な感想です。

では西高の勝因はというと、はっきりいって積極性の差がそのままゲーム展開に出てしまったような感があります。菰野は 3回裏 1死 3塁のカウント 1-2(打者は 2番山口)でスクイズなり何なりをベンチが仕掛けなかったことが悔やまれますね。まったく同じ展開が 4回表の西高の攻撃時にありましたけど、こちらはエンドランを仕掛けてきたのが好対照でした。(結局、その時のエンドラン自体はファウルで失敗。1死後、西高は 6番五十川のタイムリーで加点。)西高は 1回表に塁に出た 2番高原が 3番平林の初球に盗塁するなど(普通はじっくりフォームを盗むなり、投手を揺さぶって打者を援護するなり、じっくり行く状況)、終始主導権を握ろうと積極的に動いてました。それほど大きな地力の差は感じられなかったので、3回裏で 1点入れていれば、あるいはもう少し違う展開になっていたかも知れません。

西高は 2番手投手の本田が 140km/h 出るんですね。 1番手の北岡も 130km/h台の直球とややキレのある縦の変化球(スライダー?)があって良い感じでした。

第2試合: 関西(岡山)6 - 5 高岡商(富山)

まず試合前練習はどちらも Bランク以下でしょうか。特に緒戦にも関わらず、関西の練習にテーマがなかったのが気になりました。普通は内野全面クレーということでゴロの確認を念入りにしたり、風が強い時には高いフライの練習をしたりするものですが、そういう工夫は少なくとも僕には見出せませんでした。淡々といつも通りの練習をしているって感じでしょうか。(しかも外野が若干散漫気味。)対する高岡商は野手が全体的に上半身の細かい動作が機敏なのが光りましたが(中継プレイの時のタイムロスが少なくなります。外野手が肩が弱い or ノーコンの時には特に有効)、甲子園レベルとしては若干 肩が弱いのが難点ですね。

練習時に一際目立っていたのは関西の捕手の平井でした。他の選手達よりもひとまわり体格が大きかったのと、肩がやや強そうだったことが目を引きました。結局 試合は終盤、この捕手平井のミスと活躍とで動くことになります。

それにしても、こういう試合前練習を見て戦力確認をできるのが球場観戦の醍醐味ですね。これがあるから、ついつい球場に行きたくなっちゃうわけです。

まず序盤は完全に関西ペース。高岡商のエース細川はストレート・カーブ・スライダー(カットボール?スプリッター系?席が遠くてよくわからない..)と球種が豊富そうな印象を受けましたが、制球に苦しみ、序盤から中盤にかけて関西に痛打され、5回までに5失点。この時点で勝負はほとんど決まったかな、と僕も思いました。

ところが終盤、高岡商が連打と死球を絡めつつ、2死満塁で3番有沢が走者一掃のタイムリー2塁打。さらに8回には2死2塁で、7番松丘への2球目を代わったばかりの2番手投手ダースローマシュがワンバウンドピッチ。これを捕手の平井が弾いてランナーが3塁へ進塁したのですが、平井は1塁ベンチの方に弾いたボールをそのまま見失ってしまい、茫然とする平井を尻目に遅れてカバーに入った一塁手西村が捕球した時には3塁ランナーはホームに生還し、これでなんと高岡商は同点に追いつきます。平井はこの日、このほかにも後逸や散漫なベースカバープレイなどがあって、ここまで攻守ともに精彩を欠いてました。結局、10回裏にこの平井が決勝サヨナラタイムリーを放って試合は関西が勝ちましたが、終盤に追いつかれたのも、試合を劇的な形で決めたのも平井によるもので、観戦している側としてはちょっと複雑でした。

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2005-08-07

18世紀流?即興装飾の入ったトルコ行進曲

モーツァルト愛用のフォルテピアノで演奏されたピアノソナタ

今日は過日購入した CD から。曲目はモーツァルトのピアノソナタ 10, 11, 12番(K.330, K.331, K.332)の3曲。このうち 11番(K.331)は有名なトルコ行進曲付きソナタです。
【ケッヘル番号】"K.〜" はいわゆる「ケッヘル番号」。Ludwig von Kochel という 19世紀の人がつけたモーツァルトの作品の整理番号でモーツァルトが作曲した順番でナンバリングされています。今では研究が進んで作曲した順番が見直されたり、新発見の曲や偽作曲の再整理も行われていて訂正番号も出ています。おおまかですがモーツァルトが作曲した時期が把握しやすいというメリットがあって、むしろこのケッヘル番号で作品を呼ぶ人も大勢います。
ピアニストは Andreas STAIER(アンドレアス・シュタイアー)、使用しているピアノ(フォルテピアノ)はアントン・ワルターのレプリカ(アントン・ワルターというのは18世紀のヴィーンのピアノ職人の名前で、モーツァルトは基本的にこの人の造ったフォルテピアノを自宅などで常用しています)。18世紀のピアノなのでフレームの材質には木を使ってますから、当然、今のスタインウェイをはじめとする鉄製フレームのグランドピアノに比べて音量も残響も遥かに小さいです。その分、アントン・ワルターは迫力では今のピアノに劣りますが、逆に一音一音をじっくり聴くことができますし、僕は逆にこの暖かみのあるこじんまりとした音が逆に好きだったりします。

harmonia mundi france にしては若干寒色系な録音

リリース元の harmonia mundi france は録音品質では定評のあるレーベルなんですが、この盤では若干 残響が多く、メタリックな録音になってるようです。これはむしろ TELDEC などのドイツ系レーベルでよく見られる特徴ですね。案の定、録音はベルリンのスタジオで行われているみたい。そういえばシュタイアーは TELDEC からもモーツァルトのピアノ協奏曲 第9番「ジュノム」などをコンチェルト・ケルンというオリジナル楽器を使う楽団と組んで出しています。この盤の録音もかなりメタリックでした。

ふんだんに盛りこまれた装飾音

前置きが大分長くなってしまいましたが、この盤のシュタイヤーの演奏はかなり攻撃的で、ブックレットにもご当人が書いている通り、”随意に(ad libitum)” 装飾を加えています。つまりモーツァルトの書いた譜面にはない音や旋律をふんだんに盛りこんでいるわけですね。18世紀の演奏習慣としてこのような装飾が日常的に行われていたことは実際確かなようです。たとえば有名な「きらきら星変奏曲」やこの盤にも収録されている K.331 の第1楽章などの変奏曲(Variations)が、モーツァルトの装飾法を知るのに格好の素材となります。この両変奏曲のように、18世紀ではひと周り目には譜面通りの基本型で演奏し、ふた周り目以降、同じ旋律を繰り返すたびに少しずつ主題を変奏(アレンジ)していくのですが、これをモーツァルトは(というよりモーツァルトに限らず18世紀の演奏者は)即興でやっていたわけです。シュタイアーのこの盤は、この慣習を踏まえて即興的に装飾を入れている訳で、この辺りはいかにも18世紀的ではあります。随所でシュタイアーが挿入している前打音やトリル処理も18世紀の典型的な装飾法の一種です。

果たしてシュタイアーの装飾は18世紀的か?

でも、トルコ行進曲もそうですが、本当にこの盤のように(あるいはここまで奔放に)アレンジしていたのかは何ともいえないものがあります。さきほどの2つの変奏曲もそうですが、モーツァルトの場合、基本主題に対してアレンジを加えるにしても、アレンジした新主題自体の中にも一貫した主題が設定されています。このことを考えると、シュタイアーの装飾はちょっと荒い感じが否めません。(即興装飾を期待して購入しておきながらこういうことを言うのも何ですけど..。)同じ即興的装飾を盛りこんだ演奏でも、Robert Levin(ロバート・レヴィン)や Jos van Immerseel(ジョス・ヴァン・インマゼール)の方がよりスマートな感じがします。(ジョン・エリオット・ガーディナーと組んで ARCHIV レーベルからモーツァルトのピアノ協奏曲全集を出しているマルコム・ビルソンなどはそれよりさらに大人しいです。)

とはいえ、譜面通り弾くのが必ずしもモーツァルトに近づくことじゃない、ということがそれなりにわかる一枚です。ピアノソナタでは amadeo というレーベルが出していた故フリードリッヒ・グルダの15番(K.545)が即興装飾演奏の先駆的事例として著名ですが、18世紀の演奏習慣を端的に窺うのにはどちらも面白い素材だと思います。特に即興装飾の入った演奏をお聴きになったことがない方には新鮮に感じられることでしょう。18世紀のピアノと18世紀の慣習でモーツァルトを聴くというのがこのシュタイアー盤の醍醐味です。

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2005-08-06

明徳義塾の出場辞退に思うこと

こちらは昨日の分です。最近、疲れがひどくて、それが多少文章に出ているかもしれませんが、その時はご容赦くださいませ。(^ ^;ゞ

ちょっと反応がおそくなりましたが、明徳義塾、部員の喫煙問題・部内暴力問題で出場辞退だそうですね。個人的には非常に残念です。ここの馬淵監督、星陵の松井秀喜(現 NY Yankees)の全打席敬遠以来、何かと問題視されることが多かった人ですが、指揮官としての腕は確かだったので、選手個々の能力が上の学校と対戦しても五分以上の成績をおさめることができてましたから。

ここで甲子園に特別な思い入れを持って応援している人に言いたいことが2点。(といっても知っている人には「今さら何を…」というような内容ですけど。)

まず甲子園レベルともなると高校野球は「さわやか」とか「フェアプレイ」とかいうきれい事から大きくかけ離れてしまっていること。よほどしたたかな集団でもない限り、全国大会なんていけないということです。可愛げのある連中なんて、大抵は地区予選で敗退してしまっているはずです。走者が走塁時に体を張って打球を内野手から隠すブラインドや、打者が嫌がるタイミングでわざと塁上の走者に牽制球を入れて打者や走者をじらす程度のことは、甲子園レベルではむしろ基本技術です。そういう一見汚いと思われるような小さな小細工の積み重ねが「奇跡」だの「ドラマ」だのを演出していることが多いんです。これはどの学校でもそう。特に明徳の監督はその辺りをよく押さえて選手を指導・指揮し、明徳義塾を全国有数の強豪校に育て上げた人です。そのことを知った上での好き嫌いについては、僕は何もいうつもりはありませんけど、甲子園というレベルでは、きれい事やフェアプレイだけで「奇跡」や「ドラマ」なんて起こらない世界だということだけは心のどこかに引っ掛けておいて欲しいと思います。「汚い」のではなく、それは必要な「技術」や「工夫」なのだということです。

それと甲子園球児は、甲子園に出場するために、普通の高校生が当たり前にしている さまざまな娯楽や行事を大幅に犠牲にしてグラウンドに立ってます。最近、昔からの高校野球ファンの中に、自分の中で勝手に作り上げた理想像にもとづいて、高校球児が眉毛の手入れをしているくらいで目くじらを立ててる人が増えてるようですが、彼らにしてみれば、空調の効いた部屋でのんびりビールをすすりながらテレビ観戦している人にそんなことを言われたくはないはず。(と偉そうなことをいいつつ、実は僕も本音をいえば眉の手入れに好感は持っていないのですけど。)だからといって僕は喫煙を良しとするつもりは毛頭ありませんが、少なくとも人間として、あるいは青少年として超えてはいけない一線を越えていない限りは、やはりもう少し大らかな目で彼らを見てあげるべきだと思います。

いい忘れていましたが、以上に書いたことは、喫煙問題や暴力問題を秘匿していたこととはまったく別問題です。まして今回は金銭も絡んでいるようですし、暴力問題の方は被害者が転校まで考えていたこと、高野連に投書まであったことなどもあって、特に無関係だった選手たちには気の毒ですが、喫煙した選手だけの問題にとどまらないようなので出場辞退はやむをえないでしょうね。

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動作確認環境 ― IE5.5以前のバージョン

Internet Explorer アイコン商用もしくはオフィシャルな Web サイトを制作した経験のある人なら、作成した Web ページの表示や動作をさまざまな環境下で確認されたことでしょう。全部挙げればキリがありませんが、僕がチェックするのは大体以下の環境下です。といっても、この全てを毎回確認する訳ではありません。以下のすべての環境に完璧に対応するのはちょっとムリなので、その時々の状況やターゲットユーザーによって動作確認する環境は変えます。

  1. Windows + Internet Explorer
  2. Windows + Mozilla Firefox or Mozilla(現 SeaMonky)or Netscape
  3. Windows + Opera
  4. Windows + Lynx
  5. Mac OS X + Safari
  6. Mac OS X + Firefox or Mozilla(現 SeaMonky)or Netscape
  7. Mac OS X + Internet Explorer
  8. Mac OS X + Opera
  9. Mac OS X + W3M
  10. Linux + Firefox or Mozilla(現 SeaMonky)or Netscape
  11. Linux(KDE)+ Konqueror
  12. Linux + W3M
  13. 携帯電話の非フルブラウザ

実はこれでも Camino だの Homepage Reader だの幾つかのブラウザが抜けてたりするので、必ずしも充分という訳ではありません(特に Homepage Reader のような音声ブラウザは視覚障害者をターゲットに含める場合は確認必須要件ですし)。

また、お気づきかもしれませんが、上記のリストはバージョンの違いがまったく反映されてません。たとえば Internet Explorer(以下、IE)の 3・4・5・5.5・6 はそれぞれがほとんど別物といって良いほど実装されている機能も見た目の表示も変わってきます。これらも必要に応じて個別にチェックする必要があります。

ところがここで一つ問題。IE は過去のバージョンの公開がすでに打ち切られてしまっているので、そもそも今となってはそれらの旧バージョンを入手できない上、仮に運良く昔の雑誌の附録 CD-ROM などから入手できたとしても IE って OS(Windows)に深々と干渉しているので、複数のバージョンを同時にインストールできないという根本的な問題があります。こうなると、動作確認したい IE のバージョンの数だけ端末と OS を用意しなくてはならなくなります。企業ならいざ知らず、個人でそんなことはさすがにできません。っていうか、そんなお金ありませんし、あったとしても想像しただけで部屋の温度が5・6℃上がりそう..。(- -;;)

でも大丈夫。Multiple Explorers という、とっても素敵なサイトを見つけました。


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2005-08-03

夏の甲子園 組み合わせ決定

いよいよ、夏も本番。甲子園の季節が今年もやってきました。

三回戦までの組み合わせが決まったようなので速報しておきます。太字は個人的な注目カード(というか、比較的ハイレベルで見所が多いカード)です。あ、はっきりいって独断と偏見にもとづいています。用量用法を守って正しくお使い下さい。

8月6日(土) ― 第1日 ― 9:00 開会式
10:20第1試合 [ 1回戦 ]鳴門工(徳島) - 宇都宮南(栃木)
12:50第2試合 [ 1回戦 ]青森山田(青森) - 智弁和歌山(和歌山)
15:20第3試合 [ 1回戦 ]天理(奈良) - 国士舘(東東京)
8月7日(日) ― 第2日 ―
8:30第1試合 [ 1回戦 ]別府青山(大) - 東北(宮城)
11:00第2試合 [ 1回戦 ]秋田商(秋田) - 遊学館(石川)
13:30第3試合 [ 1回戦 ]近江(滋賀) - 桐光学園(神奈川)
16:00第4試合 [ 1回戦 ]聖光学院(福島) - 佐賀商(佐賀)
8月8日(月) ― 第3日 ―
8:30第1試合 [ 1回戦 ]京都外大西(京都) - 菰野(三重)
11:00第2試合 [ 1回戦 ]高岡商(富山) - 関西(岡山)
13:30第3試合 [ 1回戦 ]大阪桐蔭(大阪) - 春日部共栄(埼玉)
16:00第4試合 [ 1回戦 ]藤代(茨城) - 柳川(福岡)
8月9日(火) ― 第4日 ―
8:30第1試合 [ 1回戦 ]済美(愛媛) - 旭川工(北北海道)
11:00第2試合 [ 1回戦 ]愛工大名電(愛知) - 清峰(長崎)
13:30第3試合 [ 1回戦 ]宇部商(山口) - 新潟明訓(新潟)
16:00第4試合 [ 1回戦 ]静清工(静岡) - 江の川(島根)
8月10日(水) ― 第5日 ―
9:30第1試合 [ 1回戦 ]姫路工(兵庫) - 酒田南(山形)
12:00第2試合 [ 1回戦 ]松商学園(長野) - 沖縄尚学(沖縄)
14:30第3試合 [ 2回戦 ]明徳義塾(高知) - 日大三(西東京)
8月11日(木) ― 第6日 ―
8:30第1試合 [ 2回戦 ]熊本工(熊本) - 前橋商(群馬)
11:00第2試合 [ 2回戦 ]駒大苫小牧(南北海道) - 聖心ウルスラ(宮崎)
13:30第3試合 [ 2回戦 ]福井商(福井) - 日本航空(山梨)
16:00第4試合 [ 2回戦 ]銚子商(千葉) - 鳥取西(鳥取)
8月12日(金) ― 第7日 ―
8:30第1試合 [ 2回戦 ]樟南(鹿児島) - 花巻東(岩手)
11:00第2試合 [ 2回戦 ]土岐商(岐阜) - 高陽東(広島)

大阪桐蔭 MAX 155km/h 本格派左腕(!)辻内

1回戦は好カードが分散していてとっても微妙ですが、観戦に行くとすれば 8・9・10日のいずれかですね。8日は何と言っても大阪桐蔭×春日部共栄戦。このうち大阪桐蔭は、清原を超える高校通算64本のホームランを打ちながら、走攻守三拍子揃ったオールマイティ型の超高校級野手である平田と、MAX 155km/h のストレートを投げる辻内が注目!特に辻内は本格派左腕という意味では 20・30年に一人の逸材といっても良いほどで、ある意味では松坂(現 西武)よりも稀少な逸材といえるでしょう。(何だか微妙に PL の桑田・清原(ともに現 巨人)を思い出しますね。まあ桑田は右でしたけど。前に実見した超高校級の本格派左腕となると、もう10年近く前になるかもしれませんけど関西学院高校の吉年滝徳(元 広島。今は?)でしょうか。ただ 140km/h 台だった吉年よりも辻内は 10km/h 近くも速いんですよね。)ただし、側聞するところでは辻内の完成度は松坂などに比べるとまだまだのようで、特に制球力に課題がありそうです。1回戦ということもあって優勝候補の大阪桐蔭も本調子ではないでしょうし、相手も春日部共栄ということもあるので楽勝とはいかないでしょうから、若干試合展開が荒れる可能性もあります。そのあたり、両校の試合運びにも注目です。春日部共栄は、足を絡めながらコツコツと揺さぶる策を取ると考えるのがごく常識的ですが、地区予選決勝では9回2死から3点差をひっくり返したとかで、打線に粘りもあるようです。はてさてどう出てくるか。

完成度の高い組織野球で春夏連覇を狙う愛工大名電

9日は愛工大名電が登場します。東京や大阪地区は個々の選手のポテンシャルは非常に高いですが、如何せん野球が大味な傾向があります。それに対して愛知県の代表校は、個々の選手の基本能力こそ大都市圏に劣りますが、例年 全国で最も完成度の高い「野球」をしてくるチームを送り出してきます。特に機動力野球や、手堅い守備、堅実かつ抜け目のない戦術など、むしろプロ野球などでは見られない、高校野球の真髄ともいうべき戦術や技術を惜しげもなく披露してくれるので、毎年楽しく観戦させてもらってます。まして今年の名電は春の大会の覇者です。高校野球の醍醐味を見たい方にはうってつけのカード、じっくり堪能しましょう。

爆発的な個人力の日大三高と試合巧者の明徳義塾

10日は明徳義塾×日大三高。これしかないでしょう。名電同様、全国で良くも悪くも最も完成度の高い野球をしてくる試合巧者の明徳義塾と、ほとんど敵なしというくらい、圧倒的な実力差で西東京大会を勝ち上がってきた日大三高。ほかのカードもそれなりに見所はあるのですけど、おそらく、この日はこの試合だけまったくの異次元世界になるはずです。選手の個人能力の高い日大三高を明徳義塾の組織野球がどう攻略していくかが見所でしょう。なお、明徳義塾の投手 松下はサイドスローです。彼がどこまで三高打線をかわせるかで展開が大きく変わってくるだけに、特に序盤の立ち上がりは要注目。

さて、どの日に行ったもんでしょうね..。迷いますねぇ。

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2005-08-02

京都で東京風鰻の美味い店

土用丑の日 ― 一年で大地のエネルギーが最も強い時

西陣 江戸川のロゴ今年の土用丑の日は先週7月28日でした。

「土用」という言葉自体については、耳慣れない方も多いかと思いますが、本来は中国の五行説からきていて、春・夏・秋・冬 各季節最後の18日間をいいます。ご承知の通り、現在ではこのうちの夏の終わり(立秋前)の土用だけがポピュラーになっていますが、本来は四季それぞれに土用があります。この土用の間は「土気」(土のエネルギー)が一年中でもっとも盛んな時期で、そのエネルギーに逆らうようなこと(さしずめ、穴を掘ったり山を崩したりとかでしょうか)をすると禍いの原因になったりするとされています。

【五行説が抱えるジレンマ】ちなみに木気が最も盛んなのが春分、火気が最も盛んなのは夏至、金気が最も盛んなのが秋分、水気が最も盛んなのが冬至です。木・火・土・金・水の五行の気を春・夏・秋・冬に配しているわけですけど、ごく常識的な人なら「あれ?じゃあ "土" ってどの気節を指してるの?」ってなりますよね。ま、奇数である「五」を基軸とする五行説を、偶数である「四」を基軸とした四季や四方に安易に合わせて説明しようとするから、こういう苦しいこじつけをしないといけなくなる訳ですね。五行説がしばしばよく抱えるジレンマです。
「土用丑の日」というのは、立秋前の18日間の期間内にある丑の日を指し、今年はそれが 7月28日(六十干支でいえばこの日は「癸丑」の日)にあたるという訳です。

だまされたもん勝ちの行事

この夏の土用丑の日にうなぎを食べるようになった起源は、江戸時代の平賀源内がうなぎ屋にした入れ知恵に由来するとされていますが(結構 有名な話でご存知の方も多いはず)、まぁ行事としては節分(海苔屋の恵方巻)やバレンタインデー(製菓業者のチョコレート)なんかと似たようなもので、経済効果を狙ったという性格が強い行事です。この手の行事は楽しんだもの勝ちで、変に勘ぐったり、冷めた目線で見るのは損です。有職故実でも何でもないので、むしろ「土用丑の日」という大義名分を精一杯 活用して気楽に楽しんじゃいましょう!

え?その割に前置きに長々とうんちく垂れてるのは余計なんじゃないかって?いえいえ。そいつは、知っててだまされるのと、知らないでだまされるのとじゃ、気分も愉しさも全然違うからです!(笑)

…とか、さも偉そうなことをいいながら、その日(7/28)、僕は仕事でうなぎどころではなかったので、ようやく昨日(8/1)うなぎを食べに行ってきました。(- -;ゞ たとえていうなら、夏の甲子園の準々決勝を生で見られずにテレビ…それも再放送で見るような気分ですが(何のこっちゃ)、ま、その分、旨いお店を選んだということで良しとしましょう。

西陣の老舗うなぎ屋 江戸川

で、今回行ったお店は、千本中立売のやや北にある「江戸川」という うなぎ屋さんです。ここは創業80年以上にもなる大正以来の老舗で、お店を入ってすぐ左手に当時のおしながきが飾ってあります。「〜六拾五錢」とか、なかなか時代を感じさせます。あのあたりにその当時からあるものと言えば、寺社仏閣のたぐいをのぞけば上七軒界隈くらいでしょうか。遊廓とか、老舗和菓子屋の「老松」とかですね。その当時からのつきあいなのかどうかはわかりませんが、今でも上七軒はよく出前をしている上得意さまだという話を学生時代に聞いたことがあります。(別にお店の人に訊ねちゃマズい話でもないんでしょうけど、微妙に訊きづらいんですよね、これが。)お店に入って右手に狭いお座敷が2つ。左奥は厨房。あとは2階にやや広いお座敷があるだけで、基本的には出前中心の店構えになっています。今回は入口のすぐ右の座敷に陣取って鰻重(うなじゅう)の"上"(2,300円)を注文。え?随分 気っぷがいいって?それだけ甲子園の準々決勝が見られないと悔しいってことです!

極上の関東風鰻重ときも吸

出てきたのは鰻重と漬け物、きも吸。さすがに "上" だけあって、鰻重のうなぎは舌の上でほろほろと解けるほど柔らかく、きも吸も、底に小さな柚子の皮が一枚沈んでいて、ほのかに好い香りを出しています。うん、珍味珍味。(^-^)

言い忘れてましたが、江戸川のうなぎは基本的に関東風..つまり蒸してから焼いています(ちなみに関西風は蒸さずに焼きます)。これは良し悪しではなく、あくまで好みの問題なんですが、僕はうなぎだけは関東風でないとダメで、関西風のパサパサした感じがどうしても好きになれないんです。ほかのものは関東風は関東風なりに、関西風は関西風なりに楽しんでいるつもりなんですけど、なぜかうなぎだけは関東風一徹。その意味で関西風がお好みの方には、もしかしたらあまりお口に合わないかもしれません。(試してみる価値は充分にあると思いますけど。なにせ、頑なな みやこびとを相手にして80年以上も受け容れられてきた実績があるわけですから。)逆に関東風が好みの方、またどちらもそれなりに楽しまれる両刀使いの方には絶対オススメです。京都でここまでのレベルの関東風うなぎが食べられるとは..というほど美味しい関東風のうなぎの蒲焼きなので、まだ土用丑の日を愉しんでない方は是非どうぞ。(今年は「二の丑」(「土用」中の二度目の丑の日)はありませんが、8/7までは「土用」なので、「丑」の日にこだわらなければまだ間に合いますよ!)

ちなみに鰻重は並が1,300円、中が1,700円、上が2,300円、特上が2,800円で、ランチタイムサービス(きも吸付まむし)は 900円とお得になってます。

というわけで、今年も鰻屋業界の陰謀にまんまとだまされてみました。(笑)

西陣 江戸川

京都市上京区笹屋町通千本西入
定休日:毎週金曜日
営業時間:11:30〜20:30

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2005-08-01

カテゴリー立てミス

今さらなんですが、Web ブラウザは Web から独立してカテゴリーを立てるべきでしたね。

失敗、失敗。

サイトスタイルもそうですが、やってみないと分からない部分って少なくないですよね。

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サイトスタイル更新

当 Blog のサイトスタイル(というか CSS)を若干いじりました。

  • トップタイトル用の画像をオリジナルのものに差し替え。
    (背景に利用しているのは、京都寺町二条で購入した竹紙、ワンポイントアクセントとして透かし風に挿入しているのは、洛北の北野天満宮の縁日で入手した開元銭です。表題に使っているのは方宋体という中国でたまに利用されている書体で、以前に北京で入手したものです。)
  • 見出し(h1, h2, h3, h4)のスタイル修正。
    (具体的にはたとえば h2(日付)のサイズを h3(項目見出し)より小さく、右寄せにした点など。相変わらず色とメリハリで悩まされています。最近、TFT のみで CRT での色彩・表示確認をしてないのも悩みといえば悩みどころです。)
  • 本文の文字色を濃くしてコントラストを若干強調。
    (ごくささやかな試みなのですが、実は強調(strong)している部分って、微妙に本文よりもフォントサイズを大きくしているのにお気づきでしょうか?気づくか気づかないかという程度の差しかつけていないところがポイントだったりします。)
まだまだ時間が充分に取れずに、元のサイトスタイルに少しずつ変更を加えていますが、もし「こうしたらどう?」というご意見があれば、是非、お願いします。m(_ _)m

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